気軽に試せるわけではない
ここでは外科手術で行うインプラント治療のデメリット、「気軽さに欠ける」という点に着目して様々な情報をご紹介します。
一定のリスクを伴う治療法…気軽さは皆無?
「インプラント」というのは、カタカナ6文字で書くと軽く聞こえるかもしれませんが、そんなに気軽に試せる治療法ではありません。
最近では100%に近い成功率を維持している歯科医院も多くありますが、あくまでも“近い”だけで決して100%そのものではないのです。
失敗のリスクがゼロではないなど、一定の欠点を併せ持った治療法といえます。これだけは理解した上で受けなくてはなりません。
インプラントを埋める際には、わずかながら事故が起こる可能性もあります。
ドリルで顎骨にインプラント体を入れるための穴を開けるわけですが、この時に神経・血管を傷つける可能性もあるんです。
下あごの場合には歯槽神経の一部や歯槽動脈・舌下動脈を傷つけることが考えられますし、上顎であれば鼻孔や上顎洞まで突き抜けてしまう可能性もあります。
もちろん、これらはいずれも治療法が存在していますし、それほど大きな危険を伴うわけでもありません。ただ、数週間~数ヶ月にわたって、影響が残る可能性はあります。
これらの欠点があることは、受ける前に知っておいたほうが良いでしょう。
ちなみに、上に挙げたリスクが生じるという欠点を回避するためには、X線(レントゲン)だけでなくCTスキャンによる検査を実施している歯科医院を選ぶことが非常に有効です。
合わなかったから「止めた」は難しい
また、インプラントは一旦埋め込んでしまうと骨と結合する性質があります。
ですから、摘出するためには歯科医による再手術が必要で、入れ歯のように自力で外せるわけではないという欠点もあります。
そのため、インプラントに踏み切る場合は「一生、インプラントを使い続ける」という決意が必要になります。
後に炎症を起こさないためにも、メンテナンスだって一生続けなければいけません。
「気軽さ」がないのはメリットにもなる!
ここまで、欠点と挙げるという形で書いてきましたが、逆から考えれば、気軽に取り外せないというのはメリットでもあります。
インプラントは簡単に外れませんから、一度入れさえすれば一生涯にわたって使い続けることができるのです。
これは、簡単に外せるような治療法では成しえなかった大きなメリットであり、インプラントが画期的治療法として認知されている大きな理由でもあります。
これらの問題については、考えようによって利点にも欠点にも変わり得るわけですね。